ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

台湾のスポーツくじ(台湾運彩)について ~軟体銀行ってなんだ~

台湾にはスポーツくじが存在します。日本にもtotoやWinnerなどがありますが、対象となるスポーツがJリーグBリーグに限られているのに対して、台湾の方は世界中のスポーツにベットすることができます。いわゆるブックメーカーですね。街中に黄色い看板の台湾彩券や台湾運彩の店があり、台湾彩券が宝くじのようなもので台湾運彩がスポーツくじにあたります。購入に関してはシンプルで、店のPCで賭けたい試合を選んでその内容をプリントアウトして店員に記載された掛け金とそのQRコードを渡せば、自身の選んだ試合のチケット(馬券のようなもの)を受け取れます。当たればそのチケットを街の中の台湾運彩の店で換金します。換金は購入した店でなくてもOKです。オッズについては国営ということもあり民営のブックメーカー(William Hillやbet365など)と比較すると悪く、50-50の案件において控除なしであれば2倍なのですが、大体1.72倍となっており86%のリターンのため14%の控除率です。ここら辺は国営なので仕方ないですね。

かくいう私もクラブワールドカップが始まって以来毎日のように昼飯代を稼ぐべく勝負して楽しんでいます。PCでの表記は中国語と英語の2つが選べるのでわかりやすい英語を選んでいるのですが、プリントアウトされたチケットは中国語になってるので、あれこれどこだっけ?という事もしばしば。プロ野球交流戦でお世話になったソフトバンクはこちらでは軟体銀行と訳されており銀行ってイメージじゃないけど訳せばそうかと納得しました。NBAサンアントニオ・スパーズのSpurは騎手が馬を刺激するために踵につけた道具の拍車を意味しており、「拍車をかける」という際に使われる拍車なのですがこれが中国語では馬を刺激するという事で「馬刺」になっており、以前台湾に旅行した時に「馬刺しってどこやねん」となった記憶があります。海外のチームの漢訳については地名は意味を与えようがないので完全に音を当てておりますが地名以外がチーム名についている場合は意味を与えることもあります。具体的にはレアル・マドリーについては皇家馬徳里と表記されています。ここら辺は面白いので馬刺を超えるなんじゃこれ?ってチームを探したいですね。