ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

EURO2024準々決勝 ポルトガルVSフランス

深夜4時キックオフの2戦目はポルトガルVSフランス。大会前は評価の高かった2チーム。ポルトガルはグループFを2連勝で1位通過決めて最終戦ジョージア戦は敗戦。R16はスロベニア相手に0-0からPK戦で薄氷の勝利。フランスは選手層で言えば大会No.1であるもののどうも乗り切れていません。グループDを2位通過しR16でベルギーに1-0で勝利。ここまで得点3ですが、オウンゴール2発とPKと攻撃面で苦戦しています。会場はハンブルガーSVのホームスタジアムのフォルクスパルクシュタディオン

 

4-3-3が世界的に多い中で、フランスはグリーズマンがトップ下の4-3-1-2。カンテ、チュアメニ、カマヴィンガの防波堤超えてもサリバがいるのは対戦相手からすると嫌になりますね。ベルナルド・シルバ、ブルーノ・フェルナンデス、ビティーニャあたりがポジションを変えながら崩すことができるかというのがこの試合最大の焦点です。前半の15分あたりまでは前のスペインVSドイツと異なりシュートも少なく落ち着いた展開。19分にテオ・フェルナンデスが強烈なシュートを放つもディオゴ・コスタの正面。ポルトガルは中央突破が難しいからかレオンの左サイドを起点に攻めますが最後はセンターでウパメカノ、サリバに回収されてしまいます。フランスは先に見たスペインとは異なりパスのコンビネーションではなくスペースに出してスピードを生かすような攻めが目立ちます。前半は両チームともにチャンスらしいチャンスがなく0-0で終了。

後半に入りグリーズマンがフリーでボールを受けることが多くなり徐々にフランスペースに。特にカンセロの裏を取ることができ危険な折り返しのクロスが増えています。58分にレオンがエリア内に入るもカマヴィンガが追いつきしっかりクリア。身体能力というのはスポーツにおいて正義ですね。60分にブルーノ・フェルナンデスが抜け出して上手くシュートを打つもののメニャンがしっかりセーブ。ポルトガルのこの試合最初の大きなチャンスでした。続けざまに63分にレオンの折り返しに合わせたビティーニャのシュートを再度メニャンがセーブ。徐々にポルトガルペースになります。65分にはコロ・ムアニ抜け出して1対1になるもののルベン・ディアスがコースに入り得点ならず。急にゲームが動いてきました。69分にはカマヴィンガがこぼれ球に反応するが枠の外。ポルトガルはコンセイソンが、フランスはデンベレがチャンスを作るなど交代選手の活躍があったものの結局点は入らず0-0で90分終了。1試合目に続いて延長戦です。中々寝かせてくれません。やはり2試合目は眠く明日のオランダVSトルコまで持つかどうか。

92分にコンセイソンがサイドを突破しロナウドにパスするもシュートははるか上。ロナウドは孤立しているという事情を差し置いてもよくないですね。フランスはデンベレのドリブルがキレキレでチャンスを作るものの最後にエムバペに気を使ってかマークされている彼に渡してチャンスを潰しています。フランスは延長後半開始時にエムバペを交代。調子は良くなかったですが骨折した鼻の影響が大きいのでしょうか。114分にはエムバペに代わって入ったバルコラがエリア内に進出するもシュートが雑で入る気がしません。このまま大した見せ場もなく120分戦って0-0でPK戦に突入。お互い守備がしっかりしたとは言うものの特にフランスはこれでいいのか?という内容でした。

PK戦はフランスの先攻。デンベレロナウドと1人目は成功。フォファナ、ベルナルド・シルバの2人目も成功。クンデが決めてフェリックスが外しフランスリード。バルコラ、ヌーノ・メンデスが決めて5人目に。最後はテオ・フェルナンデスがしっかり決めてフランスの勝利。

R16でPK止めまくったディオゴ・コスタも今日は1つも止められず。フランスのキッカーが厳しいところに蹴っており上手かったですね。さすがにポルトガルも2試合連続0-0で勝ち上がれるほど幸運ではないようで。フランスは準決勝で対戦するスペインと比較するとチームの完成度に差はあるものの、個の力で勝ち上がってきた感じ。チームとしてはまだポテンシャルがありそうですし、そろそろエムバペが爆発しそうな気がします。