ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

2024ニューイヤー駅伝

新年一発目のスポーツ観戦は例年のようにTVのニューイヤー駅伝で。実際にはフルハムVSアーセナルの後半が新年早々になりましたが。

都大路、箱根を見てきた駅伝ファンがその選手の成長を見ることができる日本最高峰の駅伝大会(事実上世界最高峰の駅伝大会?)ですので毎年楽しみに見ています。西鉄で設楽兄弟の襷渡しが見られるなど楽しみもありますが、今年はホンダ、トヨタ自動車富士通の三強と言われています。

 

1区は旭化成の長嶋のお株を奪う形で大塚製薬清水の逃げで始まった今年の駅伝、1区を集団でいくのは2区、3区に太田、田澤を擁するトヨタは理想的な展開か?CM明けに長嶋がまさかの転倒のアクシデント。残り2kmで大塚製薬の清水を集団が吸収。長嶋は転倒の影響があるものの何とか粘って襷を渡しました。一方優勝候補の一角である富士通の坂東は遅れました。なお日立物流から名前を変えたロジスティードの元東海大の小松はヘロヘロになっていました。2区に移ってトヨタ、ホンダ、KAOが抜ける形に。坂東が遅れた富士通は浦野が追う展開で中々しんどいか?それ以上にしんどそうなのは増田のレポートでもう身を引いていただいた方がいいような。。。トヨタは太田が力を見せつけて戦前の想定以上の展開でレン・タザワにトップで襷を。3区に移って富士通塩尻は調子が悪いのか前を追うべきところを追えずに抜かれてここで優勝争いから脱落。一方ホンダは旭化成の相澤に追いつかせて“ランニングデート”と実況に言われながらもツンデレなところを見せつけて突き放していました。悪い男ですね。

4区はインターナショナル区間。この駅伝では世界陸上のメダリストなどの本物が見られるのが楽しみですし、そこに都大路、箱根を湧かした留学生がどう対抗するのかが見物です。向かい風の中ホンダのヴィンセントが追うもトヨタがホンダ、黒崎播磨をリードして5区へ。中国電力の岡本はまだ走っているんですね。ニューイヤーの総走行距離は箱根の往復を超えているんじゃないでしょうか?この出場回数を超えるのは女子都道府県駅伝の早狩くらいしか思い当たりません。また5区の記録は坪田のなんですね。気象条件もあるでしょうが高速化が進む中今でも残っているのは凄いですね。彼は華のある選手でした。5区はホンダの青木が詰めると思っていましたが詰めるどころか離されていました。繋ぎの区間と思われていたところをトヨタの田中が区間賞でホンダに1:30に差を広げて6区へ。6区、7区に西山、服部と経験のある選手を残しているトヨタは選手層が厚いです。トヨタの西山は田中に続いての区間賞でホンダに2分差をつけて最終区へ。5区、6区で決まりましたね。SGホールディングスで久々に關が見られてうれしかったです。最後もトヨタの服部が走り切りトヨタが8年ぶりの優勝を果たしました。服部は優勝経験ないんですね。8年ぶりということは宮脇や窪田の時くらいですか。

 

ニューイヤー駅伝は箱根を走ったスターが見られる貴重な場でもありますが、この大会が盛り上がることで様々な企業が陸上部を持つことにメリットを感じて、結果的に大学で駅伝を走る選手の受け皿を増やすことになると個人的には思っています。その意味では日程的な点からも箱根駅伝の前座のような扱いになりがちなニューイヤー駅伝ですが、もっと華やかな大会にしていただき企業側に宣伝広告の価値を認めていただきたいですね。