ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

ドラフトやらノースロンドンダービーやら

金曜日はNFLドラフトがありました。NFLドラフトは1日目に1巡目のみ、2日目に2巡目と3巡目、3日目に4巡目以降と3日間のお祭りとなっています。上手いこと盛り上げますね。1巡目全体1位は事前の予想通りUSCのQBウィリアムス。今シーズンは昨シーズンと比較すると物足りないところがありましたが、フィールズを放出したベアーズも奇をてらう事はしなかったです。フィジカル面は問題ないと思いますが、試合中に負けているときに既に涙を流すなどちょっとメンタルどうなの?と個人的には思っています。

その後QBでいうとLSUのダニエルズやUNCのメイあたりは順当でしたが、ワシントンのペニックスJr.、ミシガンのマッカーシーオレゴンのニックスあたりも1巡目の中位で指名されています。中位か下位かというのは指名権を持つチーム事情によるのでその選手の価値をそのまま反映しているわけではないですが、そもそも1巡目で選ばれるレベルなのでしょうか?特にマッカーシーは全米王者ですが彼の活躍で勝ったというよりチームを上手くコントロールしたという感じがします。勝手ながらアラバマで勝った時のA.J.マッカロンのようなイメージ。とはいうもののチーフスのマホームズやビルズのアレンをドラフト時には肩が強いだけでしょと思っていた私の目利きなどあてにならないもの、怪我無くプロ生活を迎えて欲しいものです。

 

続いて土曜日はリヴァプール戦まで将棋のAbemaトーナメントのドラフトを視聴。数年続けている事から若干人選にマンネリ化が出てきたものの今回は羽生がリーダーでなく選ばれる側ということで誰が選ぶのかというのが注目の中、抽選を経て藤井が指名権獲得。将棋だけでなくクジ運も強いんかい。最初の団体戦となった第3回AbemaトーナメントでAbema 藤田社長の思いもむなしく永瀬が藤井をくじで引き当てた時から皆が見たかったコンビの結成でもう一人は青嶋。羽生が取れたらチェスつながりでと決めていたのでしょう。永瀬はいつものように増田を指名。増田もチーム永瀬を外れるためには選ぶ方になるしかないと奮起して今期からA級です。佐藤(天)あたりはこれまで出たことのない人を常に選ぶような形で好感が持てます。ノブレス・オブリージュってやつですかね。

 

リヴァプール戦の後は久々に生で見れる時間帯のユヴェントス戦。お相手はミランで、実況は鉄人八塚さん。やっぱりセリエAはこの人ですね。20年以上お世話になっています。一応2位と3位の戦いですがインテルの独走を許した戦犯同士による戦いです。それぞれ3戦、4戦未勝利という体たらく。フォーマット変更のCLに来シーズンはイタリアから5チーム出られるようで、CL圏獲得は行けそうですがそこを目標にされてもなぁという気持ちです。ファジョーリが賭博、ポグバがドーピングとユヴェントスらしい理由で中盤の構成に苦しんだ今シーズンでしたがレンタルしてきたアルカラスもなかなか機能しない中で、ミラン戦ではカンビアーソを中盤で起用する形。今シーズンの希望の光は彼とユルディズでした。2トップはヴラホヴィッチとユルディズ。キエーザじゃないんですね。シーズン当初はヴラホヴィッチとキエーザの2トップに期待をしたのですが。来シーズンはフロジノーネからスーレが戻ってきますが、アッレグリのフォーメーションではウィングを置かないため新監督で3トップが見たいものです。またラビオは来シーズンはプレミア行きでしょうしミレッティには期待の若手というところから脱却してもらわないといけません。とまぁ来シーズンへの展望を書きたくなるような試合展開で、イタリアらしいと言えば聞こえはいいですが、チャンスは作るもうまく守られてスコアレスドロー。お互い未勝利を更新しました。

 

日曜日はトッテナムホームのノースロンドンダービー観戦。しかし今考えてもベンタンクールとクルセフスキーを何故出したユヴェントス。当時期待の若手としてそこそこ試合にでていたのにあっさり現金化してしまうのがこのクラブのフロントですね。前述のスーレもプレミア中位から移籍金積まれたら放出しそうで怖いです。ロメロに関しては実質ユヴェントスでは試合に出ていなかったわけで仕方ないですが。実況は下田さん、解説は林さんの鉄板コンビ。本人は公表していないようですが林さんはアーセナルファンじゃないかな。

前半試合開始からかなりテンション高く来ており最初の10分はトッテナムペース。最初の時間帯に失点しなかったアーセナルはプレスを回避できるようになり、攻勢になりつつある中でコーナーから綺麗すぎるオウンゴールアーセナルが先制。その後セットプレーからトッテナムは2度ロメロに決定機があるものの決められない中でカウンターからサカが左足でゴール。ハヴァーツのロングパスもサカのトラップも完璧でしたが、左足に切り替えるとわかっていても止められないんでしょう。その後ハヴァーツがCKからヘッドで加点。試合内容はそんなに差がないのに前半で0-3と思わぬ点差に。ハヴァーツは最初の頃は外しまくってPKを譲ってもらうような感じだったのに後半になって得点、アシスト量産です。0-1の時にトッテナムのファンデフェンのゴールがVARでオフサイド取り消しになりましたが、あれは副審は見極められないですね。

後半に入り冨安がFKからチャンスを得るものの枠には飛ばず。フリーだったのでせめて枠には飛ばしたいところ。基本的に後半もトッテナムがボールを保持してアーセナルが中を固める形。サイドを崩されたところからサカに狙われるもののGKヴィカーリオが何とか右足でセーブ。ここで決まっていれば試合も終わっていたところでした。最終ラインのパス回しでラヤの凡ミスから何故かそこにいるロメロがきっちり決めて1-3。やはり簡単には終わらないですね。アーセナルはここからシティ戦で見せたように中を締めて決定的なシュートを打たせないような形をとります。モウリーニョの時に言われたバスを停めるという戦術ですね。85分にライスのファールからVARでPK。1失点目のミスしたラヤが止めるかなと思いましたがソンがしっかり決めて2-3。最後5バックというか6バックのような形でトッテナムの猛攻をしのぎ切って2-3でアーセナルの勝ち。この試合展開で追いつかれたら優勝する資格はないと思いましたが何とかアーセナルが逃げ切って優勝への望みを残しました。なおその後の試合でマンチェスター・シティノッティンガム・フォレストに勝利し1試合消化が少なく勝ち点1少ない状況。お互い全勝ならマンチェスター・シティの優勝、アーセナル全勝でシティが1分けでもすれば得失点差でアーセナルの優勝です。