ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

今シーズンの京都サンガとヒル・マンサーノの笛

Jリーグも始まったという事で京都サンガの試合をDAZNで2試合観戦。昨シーズンからの大きな変更はCBの井上が浦和へ移籍。それ以外の主力は残留となったので前線に生きのいい外国人を取ってこれるかというところでしたが、トゥーリオという気合の入った名前のブラジル人がオーストラリアリーグから加入。2試合を見た限りでまだ何とも言えませんが前線でどっしり構えるというよりチャンスメークにも絡む万能型と言ったところか。

柏戦は何とか高卒ルーキーの劇的な同点弾でドローに持ち込んだものの後半はかなり押し込まれた展開が続き柏の細谷のPK失敗などもあり勝ち点1を拾えて御の字という試合でした。続くホームでの湘南戦もピリッとせず再三危ない場面をク・ソンユンが防いでいましたが、セットプレーでやられて1-2で敗北。元々圧倒的にボールを支配するというようなサッカーではないもののチャンスの数も相手の方が多かったように見受けられますし、昨シーズンの順位から考えても残留を争うであろう相手と2試合で勝ち点1の獲得はいただけません。攻撃は豊川と原頼みになりそうですし、今シーズンも胃の痛い試合が続きそうです。

 

何かロンギヌスの槍みたいな感じですが、ヒルマンサーノの笛とはラ・リーガでのバレンシアVSレアル・マドリーの主審の話です。試合自体は見ていなかったのですが、ニュースで話題になっていたのでDAZNで最後の場面だけ見逃し配信で見ましたが、まぁこれはマドリーからするとふざけるなという話ですね。2-2の状況から試合終了間際にマドリーのCKから2次攻撃で最後のクロスを上げてベリンガムがヘッドで勝ち越しゴールと思いきやクロスの直前(直後かも)に試合終了の笛が吹かれたためノーゴールとのこと。

場内に表示されるアディショナルタイムは目安ですし、アディショナルタイム中にもVARがあったため表示された7分より長い時間取られていてCKの時点で98分を超えていましたが、問題は笛が吹かれたタイミング。時間が来たから笛を吹いたというのが主審の言い分でしょうがサッカーではバスケのように時間が来たら終了というのではなく、攻撃が終わったタイミングで試合終了の笛を吹くのが慣例でしたし、それ故に守っている方はとりあえず大きくクリアして主審に笛を催促するというのが定石でした。CKを蹴る前に試合終了となったのは見た事がありますが、こんなタイミングは初めてです。実際にいつ試合を終わらせるかというのは場内に残り時間が示されていない以上主審の判断に委ねられますし、実際に時間が来たから笛を吹いたという行為自体はルール上は間違ってはいないです。ただこれまでのサッカー界の慣例からすると逸脱した行為であったために非難されているわけで、もうアディショナルタイムはタイムキーパー制で残り時間を場内告知した方がわかりやすくていいかもしれませんね。