ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

クライマックスシリーズとMLBプレーオフ

12球団の中で特に贔屓のチームもありませんが、明日から始まるクライマックスシリーズについて。

短期決戦は中継ぎ陣の充実が勝敗を分けるという勝手な持論を持っているものとしては、オリックス阪神は例年の優勝チーム以上に短期決戦に強いと考えています。その意味では関西ダービーはほぼ決まりかなと思うのですが、ここを切り崩す一発入れる可能性があるのはDeNAかと。今永や東あたりが8回1失点くらいの快投をして一気にシリーズの流れを持っていくというのがあり得る展開かと。

なおクライマックスシリーズに対しては個人的には否定的ですが、既に収入面含めて甘い蜜を吸ってしまった中で、代替となるシステムを提案できない以上は現状維持で已む無しかなと考えています。特に今年のように早々に優勝が決まった中で消化試合を続けるのであれば野球界全体のためにはあった方がよかったと思います。来年以降10ゲーム以上2位に差をつけたら開催しないという条件を考える必要はあるかもしれませんが。

 

海の向こうでは既にプレーオフが始まっていますが、シーズン勝利数の多いチームがことごとく敗れています。ドジャースポストシーズンに滅法弱いカーショーが滅多打ちにあった後は勢いを取り戻せずスイープ。カーショーは好きな投手ですがマダックス同様ポストシーズンに弱いですね。ストレートの球速が落ちる中で何とかレギュラーシーズンは成績を残しましたが。またシーズンあれほど打っていたベッツも沈黙。ブレーブスもあれほどホームランを打っていた打線が湿ったままであっさり敗退。ファインプレーでタイに持ち込んだときは流れが変わるかと思いましたが。オリオールズも敗退ということで100勝トリオはすべていなくなり、やはり今年もアストロズか?それともハーパーが男を見せるのか?

 

日本のプロ野球ポストシーズンを語る際にMLBが比較対象とされますが中身は違うと思います。プロ野球ではリーグ内ではどのチームとも同じ試合当たりますが、MLBの場合は地区内と地区外で異なります。つまり対戦相手が違うので単純に勝利数でチームの優劣が語れないため地区優勝チーム同士で決着をつけよういう考え方かと。特に野球は投手の起用方法でレギュラーシーズンとポストシーズンで戦い方が変わるので、レギュラーシーズン+ポストシーズンというのが向いているスポーツかなと勝手に思っています。バスケのBリーグNBAをまねて地区制を採用、サッカーのJリーグは欧州サッカーをまねてプレーオフ無し(ベルギーなどはありますが)ということで、プロ野球はリーグ内でどのチームとも同じ数だけ当たるという意味ではサッカーに近いのかな。2リーグ制ができて長い歴史がある中でそれを壊すのはあり得ないと思いますが、1リーグにして3地区制*4チームで地区優勝+ワイルドカードの4チームのプレーオフなんてどうかなぁと無責任に思っています。こんなこというとナベツネかと言われそうですが。

 

最後に、見る将の端くれとしてはこの話題に触れないわけには行けません。藤井八冠達成です。まぁ呆れるほど強いですね。番勝負が強すぎるから八冠になると当分キープするのではと思っているので、好きでない永瀬を最後は少し応援していた自分がいました。

NHK杯で稲葉に負けた辺りは序中盤まで負けているところを終盤力で一気に追い詰めるもA級が受けきって勝ちという感じでしたが、数年前の四強時代から抜け出したあたりからは序盤で引けを取らなくなったから中終盤ねじ伏せる形が多いイメージ。これ誰が止めるんですかね?もう今の20代以上では難しくて、生まれた時から将棋ソフトに触れている10代の奨励会員の方が可能性あるのでしょうか?NHK杯佐藤紳哉と当たって例のコメントの藤井バージョンを見てみたい。