ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

2023-2024カレッジフットボール準決勝

箱根駅伝往路とモロ被りのカレッジフットボール準決勝、日本時間2024/1/2のAM7時キックオフということで箱根駅伝区間エントリー変更待ちの状況で試合開始です。動きの少ない箱根駅伝タブレットで、テレビではG+でカレッジフットボール観戦という完全2元中継です。

対戦カードが#1ミシガンと#4アラバマ、#2ワシントンと#3テキサスでACC全勝のFSUはプレーオフに出られませんでした。ここら辺の顛末は別で書いています。プレーオフ選考の際に「全勝チームのFSUに敬意を」という私の気持ちとは裏腹にジョージアとのボウルゲームに彼らは敬意を払わず主力の多数が欠場したこともありジョージアに63-3で敗れています。なんだかなぁ。ボウルゲーム自体が商業的な側面もあるのですが、強いと言われているジョージアを打ち負かしてCFP選考委員会が間違っていたと示したいというようなマインドは日本人的なものなのでしょうか?

 

準決勝第一試合 #4アラバマVS#1ミシガン ローズボウル

G+での解説は村田さん、実況は増田さん。村田さんはいつものように半袖。スタジオの空調はどうなっているのでしょうか?毎年思いますが増田さんのカレッジに対する知識は素晴らしいですね。

いきなり最初のプレーでアラバマがミシガンの投げ捨てパスをインターセプトしたものの足が一度外に出ていたため無効に。その後アラバマのパントをミシガンがファンブルしてアラバマボールになるなどゴタゴタした試合の入り。アラバマのランによるTDの後に、ミシガンのRBコロムが今シーズン最初のレシーブTDを決めたのはプレーオフ仕様のコールか。やはり自分たちがサイン盗みをしているチームは相手もしていると疑心暗鬼になっているから色々変えるのでしょうか?これだけ試合情報がネットで見られる時代に制限かけるのも限度があるでしょうが。前半を終えて13-10でミシガンリードですが、獲得ヤード、ファーストダウンがほぼ半分で3点差で終えられたのはアラバマとしてはありなのか。

派手なロングパスもなくいかにもなSECとBig10の守りあいの展開ですね。後半に入りアラバマが上手く守り相手陣でのプレイを続けてQBミルローのランでゴール前に行き、最後はRBのランで逆転TD。シーズン序盤はヤング卒業の影響もありアラバマはQBに苦しんでいましたが、シーズン中盤からQBはミルローに固定です。彼はNFLイーグルスにいるアラバマOBのハーツっぽい感じですね。またアラバマは数年前まではキッカーに難ありというイメージがあったのですが最近はキッカーが安定していますね。FGで加点して20-13でアラバマリードしたもののミシガンがショートパスを駆使して前進し残り2分を切ってゴール前。最後はランと見せかけてパスでTD。PATも決めて20-20の同点となります。前半外したPATを決めていればと言いたくなりますが仕方ないですね。

ということでプレーオフになって久々のOTです。アラバマのTuaがロングパスでジョージアを沈めた試合以来ですね。ミシガンはOT一発目の攻撃を2プレーであっさりTD取ってアラバマにプレッシャーをかけます。アラバマもゴール前3ヤードで4th downという痺れる展開。最後どういう意図があったのかわかりませんがミルローが正面突っ込むところをミシガンが止めてミシガン勝利。最後突っ込むところもイーグルスのハーツっぽいけど、それなら周りが押さないと。プレーオフになってミシガンは初の決勝です。

 

準決勝第二試合 #3テキサスVS#2ワシントン シュガーボウル

箱根駅伝で駒澤が追いつかれて3区首位交代というタイミングで第二試合キックオフ。Big12とPAC12の対戦となり第一試合と違ってパス偏重になりそうな一戦です。実況は第一試合に引き続いて増田さん、解説は秋元さん。この方はカレッジの解説にはいつも出られる方ですが現地在住の方のようです。

試合はワシントンがロングパスでゴール前まで進んでランでTD。テキサスもすかさず追いつくも前半はあまりパスを使わずランで攻撃を展開。その後パスだけでなくランを使い始めたワシントンがリードするもテキサスが前半最後にTDを取り切り21-21で前半終了。タイムポゼッション、獲得ヤードもワシントンがリードしながらターンオーバーが響き同点。

後半に入ってワシントンが得意のパスをバンバン通して最初のTD。QBのペニックスJr.は長短のパスを上手く使い分けますね。ただプロのドラフト評価などはそこまで高くないようです。ここらへんは素人には全く分からないですね。その後テキサスのファンブルからワシントンがFGで突き放して交互に点を取り合っていたところから抜け出します。実況の増田さんが話していたニューオーリンズスーパードームにはセインツの試合を見に行ったことがありますが、スタジアムもさることながら街中の雰囲気が良かったことを覚えています。その後テキサスもパスを駆使してTDを取り追いすがります。試合全体としてはワシントンが押していますがやはり縺れますね。FGを取り合って37-31でワシントンリードの状況で、テキサスのオンサイドキックをワシントンが抑えたのですが、そこからワシントンのタイムマネージメントが非常に不可解でした。

状況としては残り時間1:09でテキサス陣に入ったところでテキサスは2つのタイムアウト。ここで絶対にしてはいけないのはファンブルで、極端な話3回QBが膝をついても数秒*2回+40秒で20秒ほど残してパントですし、RBが横か後ろに逃げて時間を稼げばなおよし。にもかかわらず何故かファンブルのリスクがあるのにRBが突っ込むし、そこで怪我して時計が止まって40秒も消費できない。アメフト未経験者から見ても何していますの?という不可解なコール。結局50秒残してパントすることとなり、しかもそのパントでフェアキャッチを邪魔してペナルティ。後者はおバカな学生がやらかした感じですが、前者はHCの指示ミスとしか思えないです。これにより息を吹き返したテキサスがゴール前15ヤードまで攻めるもテキサスも1st downで横にパスするなどダチョウ倶楽部もびっくりの譲り合い。結局4th downでエンドゾーンに投げるもTDとならずワシントンの勝利。途中までいい試合だったのに最後がグダグダでした。

 

これにより決勝はミシガンとワシントンの今シーズン全勝対決。準決勝を見る限りミシガン有利のようですがワシントンのパス攻撃が爆発すればワシントンもあるかも。あれ、これって絈野が爆発すれば岐阜女子、そうでなければ京都精華っていうウィンターカップの女子決勝と同じか?という事はミシガンですかね。PAC12の解体により最後のシーズンになるのとミシガンはNCAAのサイン盗みの裁定が下っていなくもしかしたら今シーズンの成績剥奪の可能性があるので優勝してほしいのはワシントンですね。