ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

京都サンガの今シーズン最終戦と京都ハンナリーズ

ようこそ京都におこしやす。お金と白星落としておくんなはれ。

祇園の舞妓もそんなこと言わないと思いますが、ハンナリーズは富山を、サンガはマリノスをホームに迎えての試合です。特にマリノス戦はチケット発売の時点で優勝が懸かっていたので発売してすぐにSold out。日曜日の当日に横浜から移動する人だけでなく、土曜日から京都に宿泊して清水寺や嵐山など晩秋の京都観光を行った人も多くいたようです。残念ながら優勝は前節に神戸に決まってしまったので消化試合となってしまいましたが、シーズン最終戦なのでどちらも勝っていい雰囲気でシーズンを終えたいところ。

 

まずは土曜日に開催されたハンナリーズの試合。相手は全敗の富山を迎えてのホームですので何とか連勝で星を伸ばしたいところです。前半からエースのジョーンズのシュートがしっかり入っていましたし、青木の3ptもきれいに決まる展開で100点ゲームのペース。ただし富山のブバにインサイドを制圧され絶好調のオフェンスの割には点差がつかず53-43で前半終了。後半に入るとさすがに3ptも外れ始めて、富山にオフェンスリバウンドを取られジリジリと差を詰められます。

後半はジョーンズも元気がない中岡田のカットインによる得点から突き放して87-82で何とか勝利。3ptは出来すぎにしても前半の試合内容からはここまで苦戦するとは思いませんでしたが、やはり突き放すだけの力はないという事でしょうか。ではどこのポジションを補強すべきかと言われると素人の私には難しいですが。

 

続いて日曜日の京都サンガの最終戦マリサポが多数来ているので混雑を予想していつもより早めにスタジアムに到着。想像以上にマリサポが来ていました。早々にチケットが売り切れたのですが、発売時マリノスは優勝が懸かっていたので彼らがチケット確保したようです。

小雨が降る少し寒い中キックオフとなった試合ですが、既に今シーズンで契約満了が発表されたパトリックは控えからのスタートでした。マリノス側のモチベーションとしては最終戦勝利という事もさることながら大迫を一点差で追うアンデルソン・ロペスの得点王でしょう。試合は前半のうちにマリノスDFの角田が一発レッド。おっこれはいけるかと思いきやエウベルのドリブルで中央突破され、山根から最後はロペスが押し込むだけのゴールでマリノス先制。やっぱり人数足りていなくても個人技ですね。その後も決定的な場面を外し流れが悪い中、前半終了間際に豊川がベルカンプのようなターンから抜け出してゴール。内場勝則風に言うと「そんなんできるんですか?」

後半は一人多い優位性を生かしボールを持ち続け、原が角度のないところからGKの股を抜いて勝ち越し、その後サイドを崩して中で待っていた川崎のシュートがループ気味に決まって追加点。狙ったわけではないでしょうが結果的にGKが取りにくいシュートとなりなんとマリノス相手に二点差。最後はパトリックが決めれば大団円でしたが、流石にそこまで上手くいかないものの結果的には完勝。優勝が懸かっていたらまた違った展開でしょうが、役者が決めてシーズン最終戦を見事勝利で締めくくりました。

 

最終的にサンガは13位でシーズンを終えたものの途中まで残留を争っていた事実は否めず、来シーズンは3チームが降格となるわけでチーム力の上乗せは必要になります。ただ上位勢のように他のJ1チームから有力選手を獲得するのは現実問題として難しいのでまずは現有レギュラーの確保が最優先でしょう。その意味では原、豊川、川崎、金子あたりには残ってもらわないと。

後ろの方は何とかなりそうなので、パトリックが抜ける分オフェンスにインパクトのある外国人が必要ですが、純粋なCFというよりドリブルでチームに勢いをもたらすチャンスメーカータイプが欲しいですね。イメージとしては以前川崎にいたジュニーニョのようなタイプ。勿論あのレベルの選手がサンガに来るとは思えませんが、原、豊川と3topを形成するドリブラーが欲しいです。後は得点力のあるMFということで以前柏にいたレアンドロ・ドミンゲスのようなタイプ選手ですかね。J2チームに生きのいい外国人いませんか。もしくはベリンガムだな。

なにはともあれ来シーズンもJ1で戦えるのはありがたい話ですし、限られたリソースでやりくりする今のスタイルは間違っていないと思うので来シーズンは12位以上を目指してもらいましょう。