いよいよ大会も大詰めの準決勝。結局いつもの通り南半球の優勝となるのかイングランドが意地を見せるのか。
第一試合はアルゼンチンVSニュージーランド。アイルランド戦の激闘を見る限りニュージーランド優勢と思うものの、アルゼンチンのディフェンスにはニュージーランドも苦労すると思っていましたが意外な展開に。
前半最初の方はアルゼンチンもゲインで来ていたものの反則が重なり徐々にニュージーランドペースに。会場はアルゼンチン推しのようです。ニュージーランドはフォワードで攻めた後バックスで数的優位を作るというオーソドックスな攻め方でトライ。前半最後のトライが大きかったと思います。後半は焦るアルゼンチンに対してグラウンドを広く使いトライを量産。結果的に後半アルゼンチンを無得点に抑えて44-6で快勝。初戦のフランス戦を見た限りでそこまでの強さは感じませんでしたが、ここらへんにピークを持ってきたのじゃないかと思われるほどの強さです。
第二試合はイングランドVS南ア。力的には南アが少し上かなと思いますが、どうなることやら。ちょうどカレッジフットボールのPSU@OSUの最後で睡魔が襲ってくる時間帯。イングランドと言えば歴史的に名キッカーが多く、ウィルキンソンのキックは印象的でした。もう20年前なのですね。時のたつのは早いものです。
前半は南アはゴール前まで進めるもトライとならず。前半は南アのファールが目立ちました。また雨のためか双方ハンドリングミスが多い試合となりました。事前の予想ではフォワードに差があると思っておりましたが、イングランドのフォワードが頑張ってそれにこたえる形でファレルがPGやDGを決めて、あーこれはイングランドがノートライで勝つパターンだと思っていました。そこから南アは自陣の守備でのスクラムで相手反則を誘うなど必死の防戦。その後フォワード戦で優位に立ち最後もスクラムでペナルティを得てPGで逆転。見事南アが16-15で勝利し決勝へ。後半途中まではフォワード戦も互角に思えていましたが、南アの第一列が凄かったですね。最後はスクラムか~。
これで最多優勝3回を誇る両チームの決勝のため勝者は単独で最多優勝となります。いつもならニュージーランドの攻撃を南アがどう受け止めるかという感じですが、ニュージーランドの守備もかなりいいので、ロースコアも考えられます。そうなると結局最後はキッカーの差で決まるかもしれません。土曜日深夜の決勝が楽しみです。