ものぐさブログ

徒然なるままにスポーツ観戦

第58回スーパーボウル 49ers VS チーフス

アメフトシーズンの最後を飾るスーパーボウル、振替休日のため有休取らずにTV観戦できるのは久しぶりのような。ジョー・モンタナが映像で抜かれましたが元気そうですね。現役時代はリアルタイムでは見ていません。対戦はAFC第三シードのカンザスシティ・チーフスNFC第一シードのサンフランシスコ・49ersの対戦です。会場はラスベガス・レイダースのホーム。実況は近藤さん、解説は村田さんのいつものコンビ。ブックメーカーはSFの-2.5とSF有利と予測しています。ドラフト順位からもブレイディらしさが漂うパーディーが初の戴冠か、現役No.1QBのマホームズプレーオフでの強さを示すのか。

アメリカを代表するミュージシャンが国歌斉唱などしていましたが、全然知らないですね。最近の音楽シーンに疎いというより若い時も詳しくなかったから当たり前か。

ケルシーと付き合っているテイラー・スウィフトが来日していたから急いで帰ったとネットニュースで言われていました。そのテイラー・スウィフトも名前は聞いたことがあるもののケルシーとのニュースの時まで何歳くらいの人かも知らなかったのですが、世界で屈指の人気女子ミュージシャンのようです。ちょっと前で言うとマライア・キャリーみたいなものか。マライア・キャリーも代表曲など知りませんが。

 

試合は最初から守りあいの展開。SFはある程度1st downは取れるもののKCが得点を与えないという粘りのディフェンス。逆にKCはSFのディフェンスに完璧に止められて1Qを0-0で終了。劣勢でも一発で得点する力のあるマホームズなのでこのまま終わるとは思えませんが。2Q始まってすぐにSFが55ヤードのFGを決めて先制。やはりNFLとカレッジではキッカーの質が全く違いますね。その割には他のポジションと比べると給料が低いようですが。KCの方はマホームズがロングパスでゴール前に迫るもののパチェコファンブルして得点ならず。試合開始直後もマカフリーがファンブルしていましたが珍しいですね。その後も地道にランで進めていたSFがゴール前20ヤード過ぎからトリックプレーでマカフリーがパスを受けてTDを追加。KCはそれまで全く進めなかったオフェンスでショートパスが決まりだしてゴール前へ。ただし最後はマホームズをSFディフェンスがしっかり抑えてFG止まりで10-3のSFリードで前半終了。

実況でも触れられていましたがケルシーはディフェンスにケアされているのか全く使われていないですね。このまま終わるとは思えませんが。ハーフタイムショーはどなたか知りませんが、日本でも売れている人のようです。俳優が大統領になる国ですからスーパーボウルに出場経験のある選手が将来ハーフタイムショーに出ることもあるかもしれません。


後半から解説に有馬さんが参戦。会社で言うとPM出社みたいなもんですか。後半開始直後の攻撃でマホームズインターセプトを喫するもその後のSFのオフェンスをパントに抑えて実害なし。解説、実況がプレーオフ仕様と言う少し無理したマホームズのランを使うことでディフェンスの的を絞らせない攻撃で敵地に入り57ヤードのFGで10-6。その後KCのパントがSFの選手に当たったためファンブル扱いでKCがSFのレッドゾーンへ。マホームズがあっさりTDパスを通して13-10でKC逆転。後半入ってここまでSFは3シリーズ連続で3凡。ところが逆転されて火が付いたのか急に1st downが取れるようになりレッドゾーンへ。ゴール前15ヤードあたりで4th&3のギャンブルを成功。FGでとりあえず追いついてと思っていましたが、時間もまだあるから取れなくてもまだ攻撃できるという考え方なのかな。最後はパスでTD取って再逆転。ただPATがブロックされたので16-13のSFリード。その後KCはパチェコのランを駆使してゴール前へ。SFディフェンスが何とか踏ん張ってFGで16-16の同点に。得点が動き出して俄然面白くなってきました。エンドゾーンの黄色に赤字のチーフスの文字がDHLのロゴに見えて仕方がない。4Q残り5:46でSFが時間を上手く使って得点圏内に持っていけるかどうかというところでしたが、KCディフェンスがしっかり守ってFG与えるものの1:53残せたのでマホームズに託して最後FGで追いつき19-19でOTへ。スーパーボウルのOTはペイトリオッツファルコンズを大逆転して以来か?

OTのルールとしては双方攻撃権が与えられるものの先攻、後攻どっちが有利なんでしょう?データが蓄積されているNFLではそろそろどちらが有利とか出てきてもおかしくないと思いますが。野球のタイブレーク然り。ESPNのデータではOT開始時は後攻選択のKC55.9%でしたがこれは両者の勢いもありますし参考にはならないです。

先攻のSFはパントになりそうなところをKCディフェンスの反則で救われてレッドゾーンまで進めるもFG止まり。KCは自陣25ヤードから7分以上使ってジワジワ進めていって最後は優勝を決めるTDパスでKCが25-22で2連覇達成。レギュラーシーズンはこれまでと比較すると強さは感じなかったですが、やはりプレーオフに入ると勝負強いですね。前半KCのオフェンスを抑えていたSFのディフェンスが前半ほど機能しなかったのは、KCが上手く適応してきたのか単にSFがばてたのか。ここら辺がわかるようになると観戦に幅が出るのでしょうが、まぁ楽しければいいでしょう。